UVオフセット印刷とは
UVオフセット印刷とは、「紫外線＝UV（ultra violet）」を照射することでインキを瞬間的に硬化・乾燥させて印刷する方式です。UV印刷では、PP・PETなどの化成品やアルミ蒸着紙など従来スクリーン印刷やグラビア印刷でしか対応できなかった素材への印刷が可能であり、疑似エンボス加工など付加価値の高い印刷表現を行うこともできます。
特殊用紙・素材に幅広く対応
クリアパッケージやPOPなどに使用されるPET、クリアファイルの素材であるPP、ポスターなどに使われる合成紙など、非吸収性原反と呼ばれるインキを吸収しない素材は、油性印刷では印刷が難しいと言われています。白山印刷では、PPやPETをはじめ、アルミ蒸着紙やユポなどの合成紙、さまざまな特殊用紙・素材の印刷に対応しております。
環境への配慮
弊社が保有するH-UV印刷機は専用の高感度UV硬化型インキを使用し、通常のUV印刷に比べて省エネ・省電力で、生産時のCO2排出量も1/4程度に抑えられる環境に配慮した印刷方式になっています。
UV印刷を使用するメリット
1.ノンパウダー
スプレーパウダーを使用しないので、不純物の混入を避ける必要のある印刷物や、パウダーが残ると仕上がりに悪影響を及ぼす印刷物にも適しています。
2.耐摩擦性
硬化した表面は樹脂皮膜で形成され油性インキに比べて耐摩擦性が高いです。キズが付きにくく、カタログやパッケージの印刷などに最適です。同時にＵＶニス印刷を施すと、艶とさらに高い耐摩擦性が得られます。
3.短納期
UVオフセット印刷は、瞬間的にインキを硬化させるので乾燥のための時間を必要としません。次工程に素早く移ることができるため、納期短縮に繋がります。
