営業案内 抗ウィルス印刷

Kohkin

以前とは生活様式が様変わりし、消費者は自主的に手指や家具、スマホやPCなどの情報端末など身の回りの手に触れる箇所を抗菌や除菌などで清潔に保つ意識が高まっています。しかし従来の抗菌印刷では細菌に効果はあってもウィルスに対しては有効な手段ではありませんでした。
そこでウィルスに対して有効な感染症対策として、「Lock3」を使用した抗ウィルス印刷をご利用いただくことで「清潔・安心・安全」な印刷物を提供することにより、消費者から衛生面などでの信頼を獲得することに繋がります。

Lock3とは

Lock3はドイツのニスメーカーVarcotec社がDyphox技術(※1)をベースに開発・製造した、「新型コロナウィルス」(SARS-Cov-2)に対しても効果があると認められた世界初の印刷用水性ニスです。
一定量の水分を必要とする従来の光触媒方式と異なり、Lock3は水を必要とせずに乾燥した状態でも光(紫外線・室内光)に反応し、99.99%の細菌・ウィルスを不活性化することができる新たな光触媒エネルギーを使った抗ウィルス・抗菌製品です。
Lock3はISO21702(抗ウィルス証明)に準拠した試験で認められた製品です。

(※1)Dyphoxは独レーゲンスブルク大学の研究所とTriOptoTec GmbH社が開発した光触媒の一重項酸素による抗菌・抗ウィルス技術です。

Lock3の特徴

  1. 世界初の抗菌・抗ウィルス効果が実証された印刷用ニス
  2. 乾燥した状態でも室内光、温度0〜45℃で効果を発揮
  3. 光の照射で効果は1年保証、3年持続
  4. 従来のアルコールによる拭き取りなどの除菌は不要
  5. 同タイプの変異ウィルスにも効果があります
  6. 独食品接触認証(ISEGA)取得
  7. ニスは高透明、素早い速乾性、耐光性、耐摩擦性を有する
  8. 箔押しなどの後加工性を有する
  9. 印刷用紙はコート紙、マットコート紙を推奨(=コーティング紙)

「ウィルス」と「細菌」

「ウィルス」と「細菌」、どちらもヒトに感染症を引き起こす目に見えないほど小さい微生物ですが、構造が違うため予防法や治療法も異なります。まずはそれぞれの違いを説明します。

「ウィルス」とは
ウィルス

細菌の1000分の1程度の大きさで非常に小さいものです。ウィルスは細胞構造を有しておらず、他の細胞に入り込んで生きていきます。ヒトの体(細胞)にウィルスが侵入すると自分のコピーを作らせ、細胞が破裂して沢山のウィルスが飛び出すことにより他の細胞に入り込み、増殖を繰り返します。主なウィルスとして、インフルエンザウィルスやノロウィルス・新型コロナウィルスなどがあります。

「細菌」とは
細菌

目で見ることができない小さな単細胞生物で、細菌は栄養源さえあれば自分と同じ細菌を複製してどんどん増殖していきます。逆に栄養源がなければ死滅します。ヒトに病気を起こすことがある細菌として、大腸菌・黄色ブドウ球菌・結核菌などが知られています。

図表1. 細菌・ウィルスの分類

抗ウィルスと抗菌について

  1. 抗菌とは抗菌剤などにより細菌の増殖を抑え感染拡大を防止することであり、菌を一時的に死滅・除去する殺菌や除菌とは区別されます。また細菌には銀イオンや銅イオンなどの金属イオンに効果があるとされている。
  2. 抗ウィルスとは、ウィルスの構造体を破壊して不活性化させることにより、感染力を奪うことを指します。ウィルスの構造体を破壊するには抗ウィルス剤やアルコールなどの抗ウィルス成分を必要とします。

一般的に抗菌剤はウィルスの組織を破壊できないためにウィルスを不活性化させる効果を持っていない。一方、抗ウィルス剤は細菌の細胞膜をも破壊するためウィルスのみならず細菌・真菌に対しても効果が働きます。
このことから新型コロナウィルスには抗菌製品では効果が無いと言えます。

光触媒の抗ウィルスのメカニズム

ウィルスには核の外側にエンベロープ膜を持つタイプと持たないタイプが存在するが、新型コロナウィルスはエンベロープ膜を持つタイプに分類される。

エンベロープ膜を持つウィルスに対して光触媒による抗ウィルスの効果を与えるには酸化チタンに一定量の水分と紫外線が必要である。光触媒の持つ熱エネルギーが発生し、ウィルスのコアを破壊せずともエンベロープ膜を酸化・損傷させることによりウィルスを不活性化する。

Lock3によるウィルス不活性化のメカニズム

Lock3認証説明

「Lock3」新型コロナウィルス不活化証明

  1. Lock3を使用し、可視光を照射した後、テストウィルス(ワクシニアウイルス)の大幅な減少が記録された。試験内でのワクシニアウイルスは、エンベロープ膜を持つウィルスであり、新型コロナウィルスと同タイプのウィルスである。その科学的研究結果が99.99%を超えるウィルスの不活性化に相当する。
  2. 光を照射しない場合、試験サンプルはウィルス不活化活性を示さなかった。

以上によりLock3が可視光によって抗ウィルス効果があることが科学的に立証されたと結論付けることができる。

ISO22196証明(抗菌証明)

黄色ブドウ球菌、胚芽の99.99%を減少させたJIS Z2801に準拠して抗菌の効果あり
テスト方法が通常と違うのは乾燥した表面での抗菌・抗ウィルス効果が明らかにテストコーティングされた光触媒効果によるものです

微生物学者のテスト結果証明書

ISO22196の標準テスト(湿った状態、高温でのテスト)とは異なり乾燥した状態、室温、室内光でのテストでLock3は光触媒で抗ウィルス・抗菌効果があることを証明する。

2020年5月27日
微生物学者 Anja Eichner

抗菌物質の効果比較

環境/抗菌成分Lock3酸化チタンUV-C
(有害紫外線)
殺生物質
(アルコール等)
銀/銅/亜鉛
乾燥状態での効果
可視光で活性化する
濡れた状態での効果
UV光で活性化する

対応商品例

抗ウィルス印刷は用紙やPP、PETなどの様々な用紙に対応しています。

マスクケース

抗ウィルスシート

上記の他にも、ステッカー、パッケージ、ブックカバー、封筒・レターパック、名刺、パンフレット・カタログなど様々な商品に対応出来ますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

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